6月期大阪地区雑誌発売日励行委員会報告

開催日時 6月15日(火)  15:30〜 於 組合会議室 

開会に先立ち、日本出版販売(株)の人事異動に伴い日販関西支社営業総括課長 斎藤 滋氏より大阪支店営業第三課長 椎木康智氏に委員交替があったことが報告された。

(1) 5月期議事録を中田副委員長が朗読、これを承認した。

(2) 違反通知の調査報告 当番取次・大阪屋(西村係長)

6月−1  淀川区十三本町1−1 巳喜屋前 戸板販売
違反誌:少年ジャンプ 28号 集英社
違反発見日時 6月5日(土) 20:00
正規発売日  6月7日(月)
調査報告  卸元:産弘社 取次:中央社
詳細報告(中央社:山本支店長)
今年の2月16日より産弘社が納入。単純なミスにより前渡しをしてしまった。

書店委員より:01年に巳喜屋の店前で今回同様戸板販売をしていた。その際の卸元は新進:水本で、この違反の後廃業したと承知している。巳喜屋は前売りが違反であり措置があることを承知して前売りをしていたと思われる。今回の違反は産弘社であり、前回の水本とは異なるが出版社申告に際してその点を付記してもらいたい。

山本支店長より:新進:水本のことは承知していて、この親戚が前回の違反の後巳喜屋ビルの2階で去年11月まで書店を営んで中央社が卸していた。廃業した後、産弘社が巳喜屋前で新聞販売の資格を有していたことから、2月から雑誌を卸していた。

書店委員:水本との継続関係はないと思われるが、巳喜屋は十分に違反を承知して販売をしていると思われる。

引地委員長より:経緯を承知したので版元にその点を付記して申告をする。

(3) 出版社措置報告 引地委員長より
今月は無いことが報告

(4) 本部委員会報告 並河本部委員より
報告事項はないとし、京都府加茂町の違反について日販斎藤課長より説明を求めた。
斎藤課長から湘南:奈良営業所が担当者の私的予定(結婚式出席)のため、たまたま前渡しをしたとの報告。31日発売の商品を28日に前渡しをする理由が無いことから、中森近畿ブロック会長に出版社申告を出すよう求めた。
引地委員長より:京都地区の問題を当委員会で議論をするのは、京都に対して失礼にあたる。京都の問題は中森会長から京都委員会で検討して貰うように善処を求めた。

(5) 次回委員会は7月14日(水) 15:30とする

追加報告

昨日の雑誌委員会で申告対象となった「淀川区・十三本町の巳喜屋の件」について、中央社・山本支店長より現地調査報告がありました。昨日配信の委員会報告の続報です。
以下、要点のみです。

【巳喜屋の営業形態について】
昼間は弁当・新聞などの売店を営んでいるが、夜になると店の周辺環境から売店の販売が期待できないことから、シャッターを下ろし新聞・雑誌等を販売をしている。よって「露天商」等ではなく、通常の売店の夜間の「営業努力」の表れと理解して戴きたい。

【前売りについて】
たまたま、手伝いに入った「食堂のおばチャン」が早売りについての理解が到らずに
ずに販売をした。事情を理解していただければ・・・。

■ 書店組合雑誌委員長としては、以下の見解です。

(1) 昨日の件を早速厳しい暑さの中、現地調査をされた山本支店長の行動力に敬意と感謝を申し上げます。

(2) 「露天商」問題については、今回のような経営努力については理解をするものです。
 東京の有名書店では社員が帰った後、社長がシャッターの前に戸板を並べ雑誌を販売しているケースがあると旭屋書店元大阪店長の倉本さんから聴いたことがあります。
 小売業の基本は長時間営業です。更に営業コストをかけないことも基本です。この二律背反を解決する経営が「経営努力」というものでしょう。

(3) 前売りをしたという事実は消し去ることは出来ないと思います。販売したお方が社長であれ、「食堂のおばチャン」であれ、巳喜屋に前渡しがあり、前売りがあったことは出版社申告されねばならない事柄だと思っています。

■ 引地大阪地区雑誌委員長へ
委員会での討議内容を付記して出版社申告をお願いしていましたが、本日の中央社・山本支店長の報告も併せてご配慮戴き、申告をお願い申し上げます。