総代会

日時 2004年5月19日 午後1時30分
場所 大阪厚生年金会館7階ホール

並河昂二副理事長の「定款第48条に定める定数を充たしているので
本日の総代会は成立する」の開会宣言で総代会が始まった。

先ず、今西英雄理事長が「総代会は組合員が組合運営の是非をチェック
する重要な機会であるから、慎重な審議をお願いしたい」と挨拶した。

そして、総代会準備委員長である並河氏が議長に灘憲治常務理事、副議長に深田健治理事、上野正彦総代を指名。
(総代会運営規定第3条による)議長は書記に坂口昇常務理事、中島俊彦理事を指名。

総代会に先立ち、日書連共済会・地区委員長である金田喜徳郎副理事長から、加入口数の報告に引き続き病気見舞い、喜寿祝いなどの給付に
ついて説明。

第1号議案審議の冒頭で冨土原純一常務理事より組合員の移動、出資口数の変動について報告があり、そのあと平成15年度に亡くなられた組合
員及び家族の方のご冥福を祈って黙祷した。

今西理事長の事業報告総論に続いて各委員長より事業報告。

主な報告としては、
1、 書協ビル1階店舗の入居者変更、
2、 府条例に基ずく、「有害図書」についての府係員による立ち入り調査があ
ったこと、
3、 平成16年度から市厚生会の図書購入事業を中止することを通告されたこと、
4、 レディースランチの会を実施したこと、
5、 雑誌定期読者獲得キャンペーンを実施したこと、
6、 雑誌発売日違反した悪質ディーラーに対する措置が厳しくなったこと、
7、 ポイントカード導入店に対しては取次・出版社も法的措置を視野に入れて
対処する方向となったこと、
8、 組合が提唱した「読書推進会」設立も取次・出版社の協力の下5月24日正式
発足の運びとなったこと、
9、 日書連マーク導入による学校図書館IT化推進運動、
                など。

質問としては、厚生会事業取り止めについて詳しい説明を求められた。
そして、「議案書の表現について、組合の姿勢をもう少し鮮明に打ち出した表現であって欲しかった」という注文がついた。さして強い意見もなく第1号
議案は承認された。第2号議案の収支決算書等、及び監査報告も承認された。


第3号議案の事業計画案の内主なものは以下の通りである。

1、 「子ども110番の店」の旗を配布すること、
2、 雑誌定期獲得キャンペーンを引き続き実施する、
3、 出店説明会をできる限り開いて組合員獲得や支部活性化に繋げたい
4、 読書推進運動をさらに広く推し進めたい
              等々

第4号議案の収支予算書についても承認された。

第5号議案の借入金限度額等、
第6号議案の定款一部改定(総代定数改定)も承認。

来年度総代会は新定数・新任の総代で開催されることを確認して審議終了。

市田治男監事から付帯意見として、「議事進行の時間配分にいま少しの配慮が欲しかった。事業計画案の審議はもう少し時間をかけて充分に
説明して欲しかった」と注文がついた。

「貴重な意見、慎重な審議ありがとうございました」という、金田喜徳郎副理事長の言葉で閉会


引き続き別室で「優良従業員及び家族従業員の表彰式と懇親会が開催。

懇親会は大阪出版協会理事長の小谷一夫氏の「書店さんもやっと本を売る運動に取り組んでいただけるようになった」という耳の痛い言葉と
ともに開会となった。

しばし、懇談のあと「ただ売ることが第1といったことだけではなく、次代を担う子どもたちが希望を持って明るい未来を展望できるような事業に携わ
っていきたい。」との挨拶で中締めとなった。