本の豆知識
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日書連マークとは
「マーク」とはMAchine Readable Cataloging(機械で読み取れる目録)の略称で、コンピューターで読み取れるデータ形式になった書誌のデータベースのことです。書名、ISBN、著者名、ヨミ、NDCなど、図書館で必要な書籍の情報が保存されています。日本には日書連マークの他に、JAPANマーク(国立国会図書館)、TRCマーク(図書館流通センター)、日販マーク(日販)、OPLマーク(大阪屋)などがあり、それぞれ情報量、内容、価格には差があります。

(ア) マークの必要性
図書館の電算化のためには、蔵書のデータをパソコンに登録しなければいけないのですが、それらを手作業ではしたのでは非効率でしかも作業内容にばらつきが出てしまいます。元になる書誌データ(マーク)があればISBNを元に書誌情報を抽出することができます。そのために必要なのが図書マークです。マーク無しの電算化は考えられません。

(イ) 日書連マークの特徴
日書連が提供する学校図書館用に作成したマークで、他のマークに比べて非常に低価格で提供されています。ぜひこのマークを推奨してください。
公共図書館などで多く利用されているTRCマーク、日販マークに比べると、情報内容の項目数などでは劣りますが、費用が安く(学校図書館利用の場合、年間5,250円~)必要に応じてオプションで表紙画像や目次情報まで収録した拡張データも提供できます。そのため、比較的予算の少ない小中学校図書館には最適です。
全国の書店から公平に提供できるため安心して利用してもらえます。